PC版を縮小したものではなく、タッチ画面のために設計したタイピングテストです。文字を大きくし、操作を指の届く位置に置き、指での入力は疲れが早いため初期値を30秒にしています。
スマホに専用のテストが必要な理由
PC向けのタイピングテストをスマホで受ければ数字は出ますが、有用な数字にはなりません。文字が小さすぎて指より先を読めず、操作はマウス用の大きさで、画面キーボードが打つべき文章ごとページの下半分を覆います。結果として測っているのは、使いにくい画面にどれだけ耐えられたかです。
このテストは逆から作られています。腕を伸ばした距離でも読める大きさの文字、キーボードが下半分を占める前提のレイアウト、握りを変えずに指が届く位置の操作。初期値を60秒ではなく30秒にしているのは、指での入力が指先より疲れやすく、集中も早く落ちるからです。
内部の入力の扱いも違います。スマホのキーボード、とくに予測変換やIMEを備えたものは、物理キーボードのように個々のキー押下を確実には通知しません。このテストはキーイベントを待つのではなく、実際に入力欄に届いた文字を読みます。だからフリック入力、自動修正、日本語キーボードでも正しく動きます。
スマホでの現実的な速度
物理キーボードよりかなり低い数字が出ますが、それを自分の欠点と読まないでください。ガラスの上の2本の指が、実際に沈むキーと触感を持つ10本の指に並ぶことはありません。ノートPCで毎分70語の人が、スマホでは30から40語というのはよくあることです。
日常的に文字を打つ成人の多くは、スマホで毎分25から40語のあたりに落ち着きます。50を超えれば指入力としては本当に速い部類です。タブレットはスマホとノートPCの中間に来ることが多く、机に置けば大きなキーボードが本来の指入力に近い形を許すからです。
上限がこれだけ違うので、スマホとPCは別の計測として扱ってください。両者を比べても、あなたのことではなく端末のことがわかるだけです。
- 一般的なスマホ入力:毎分25〜40語
- 速いスマホ入力:50語以上
- タブレット:スマホとノートPCの中間
- 同じ人でも物理キーボードでは倍近くになることが普通
自動修正と予測変換の影響
予測変換やフリック入力は日常のスマホ入力を大きく速くしますが、測っているものを変えます。フリックは動作から語を作るので、スコアは打鍵速度ではなくジェスチャの正確さと予測エンジンを反映します。それは正当な計測です。多くの人が実際にスマホで打っている方法そのものだからです。
自動修正はもう少し厄介です。あなたのミスを黙って直すことも、していないミスを作り出すこともあり、どちらにせよ結果はあなたの入力だけを反映しなくなります。このテストはブラウザが許す範囲で入力欄の自動修正、自動大文字化、綴り確認を無効にしていますが、キーボード側がそれを上書きすることもあります。
自分の正確性を純粋に測りたいなら、キーボード設定で予測入力を切ってから受けてください。スマホで実際にどれだけ速く伝達できるかを知りたいなら、すべて有効のままで、その数字にキーボードの寄与が含まれることを受け入れてください。
タッチ画面で速くなる
キーボードで効く技術は、スマホでは効きません。ホームポジションもタッチタイピングもありません。触覚の基準がないからです。代わりになるのは、自分のキーボードで自分の文字サイズのとき、どの文字がどこにあるかという空間的な記憶で、練習で伸びるのはこれです。
多くの人にとって、片手の人差し指より2本の親指のほうが大きく速くなります。両手で持ち、親指をキーボードの中央付近に置けば、あらゆる移動距離が短くなります。それ以上に大きいのは、1文字ずつ画面に出るのを確認せず、修正を信じて進むことです。これだけで、目が確認に費やす時間が半分になります。
- 人差し指1本ではなく、親指2本を使う
- 両手で持ち、親指がキーボード中央付近に届くようにする
- 指ではなく文章を見る
- 端末が許すなら、設定でキーボードを大きくする
- スペース2回で句点など、キーボードの短縮操作を覚える
どの端末でも使えます
このページはPCのブラウザでも動きます。それは意図的です。スマホでしか動かないページは、リンクしたり読んだりする可能性のある多くの人から見えなくなるからです。PCでは、少し大きめの書式のタイピングテストとして、内部の計測はまったく同じに動きます。
誠実なスマホの数字が欲しいなら、実際に使っている端末で、普段の持ち方で受けてください。机に立てたタブレットで測って片手持ちのスマホと比べれば、測れるのは入力者ではなく姿勢です。